「はい。…あ、でも私じゃないです」 「…どういうこと?」 「うちのドラムの みや が、ケイタさんを好きなんです。 それで、協力してほしくて…」 「あー……そういうこと…」 ベンチの背もたれに寄りかかって、上を向いて脱力のシュウさん。 「なるほど。わかった、おっけー。協力する」 そう言って、大きく息をついている。 「あ…ありがとうございます」 どうしたんだろう…? 「はー…よかった…」 「何がですか?」 「いや…ごめんね。こっちの話」