こだまする三毛猫の声




二人の間には、人1人分のすき間。


公園内のベンチに座って、シュウさんの方を見やる。


こういうのは勝手が分からないし、率直に聞いちゃえばいいのかな?



「ケイタさんって、彼女いるんですか?」



シュウさんは私を見て、パッとすぐに目をそらす。



「ケイタ…は、いないけど…」


「そっか」



その答えにらほっと胸をなでおろした。



「なんで?」



急に、少し低めの声。



「え?」


「…好きなの?」



じり、と焼け付くような声で、シュウさんがそう尋ねた。

目を向けると、何かに耐えているような表情のシュウさんが、私を見つめていた。