どんな時も。アタシ。

「もっと、キスして…」
「優しく、舐めて…」

セクキャバでは、エッチで元気で無邪気なアタシを演じた。

おじさんの膝の上に乗っかって腰を振りながら、カラダを触らせる。

アタシはその店の古株の女の子とも仲良くなり、指名客も増え、セクキャバの生活が定着してきた。

店が終わり、いつも通り送りは使わず、歌舞伎町をフラフラする。

「おね〜さん達何してるのぉ〜?飲み来ない??」

ホストが群がってくる。日常茶飯事だった。

いつも無視するはずのホストなのに、その日はなぜか、アタシは飲みに行った。
「タツヤ」
歌舞伎町のホスト。

ホストを始めたばっかりの6歳年上の男。

アタシはタツヤの店に飲みに行く事になった。