だから私はマコに話しかけた


最初に喋ったのは…



「裸足だね」


上履きを隠されて、靴下で教室のすみずみを探しまわるマコに言った

あの時は

返事も頷きもしてくれなかった



よく覚えてる



今にも泣きそうで、



心の中で助けを叫んでる




私にはそれがわかった。



「一緒に探してあげる」


そう言ってマコの手をとって

2人で教室をでた