--------- 私はまた、同じことを繰り返している。 ハチを、探さないと。 もう二度と、ハチの手を離してはいけない。 ばたばたと玄関を出ると、あの日と同じ光景が目に入る。 ハチの家の前にいる、二人の大人。 「……、嘉川さん」 「幸子さん。」 ああもう。また。 あの日と同じ。 「あなた、まだ八也と関わっていたの…?何度言ったらわかるの、あの子とあなたは…!」 「わかってます!!…っ、わかってるんです…… 今度こそ、終わりにします。だから、今は行かせてください。」