恋の味

「あ、ももちゃん!光輝くんとの追いかけっこは終わったの?」


さっきまでももちゃんたちはずぅーーーーーーーーっと追いかけっこしてたんだ。


だから予定を組み立てたのはほぼ…というか全部りっくんなの。


「2回目は保護者がいた方がいいんじゃないかな?海なんて、私行ったことないもの。」


「にこもないよぉ〜?」


「俺らは合宿行ったからあるけど…なぁ光輝?」


あれ?


そういえば光輝くんは?


「ぉ、おぅ…」


!!!!


びっくりしたぁ!


光輝くんにこたちのベンチの後ろに、大の字で寝っ転がってるんだもん。


まるで小学生だね。


「だけど確かに大人の人がいる方が助かるよな。しかも場所も決まってないからなぁ。」


「なあ、陸。」