恋の味

「ん?…りっくん、大…丈夫?」


「えっ?」


だってまだ髪の毛濡れてるし、体育着も濡れちゃってるから、重そう…。


「ああ、髪の毛は大丈夫。俺、髪の毛洗っても自然乾燥だから。」


サラサラだからしっかり乾かしてるかと思ってた。


男の子ってみんなそうなのかなぁ?


「それより、にこの方が大丈夫なの?息切れてるし、全然拭けてないじゃん?」


いやーなんか、拭く力もないぐらい頑張って走ったんだもん。


疲れちゃったのかも。


「はぁ。…ほら、拭いてやるから。」


ここは素直に甘えておこっ。


にこはもう動けません。


それに、りっくん幼馴染だし。


「あり…がとう。」


「頭と腕と足は拭いてやるから、体は自分で拭けよ?」


うん。と答えるのが精一杯。


行きはまだ整わないし…もう、自分の体力のなさが泣けるよぅ。