「いいか?午後絶対調子悪くなったら言うんだからな?」


あらららら…。


ももちゃんとりっくんの心配性が、後期くんにまで写っちゃってる。


みんな、にこのこと心配してくれるのは、嬉しいけど。


なんか、子供扱いされてないかなぁ?


「大丈夫、大丈夫。」


「…あやしいなぁ。そうだ!指切りしよーぜ。調子悪くなったらすぐ約束。陸にでも構わねーからさ。」


光輝くんの白い歯がキラッと光った。


光輝くんの笑顔にはなんか不気味なオーラを感じる気が…うん、気のせいか。


そんなに心配しなくても大丈夫だよ!


とはさすがに言えないなぁ。


光輝くんの目は本気だもん。


にこはそんなにか弱く見えるんだね…。


「わかってる。大丈夫。」


「じゃ、指切りな!」


お母さん。


にこ、午後も頑張るから見ててね?