恋の味

にこはにこかぁ。


当たり前だけど。


「りっくん最近また身長伸びた?」


ちょっと見上げるのが高くなった。


背が高いりっくんはかっこいいけど。


「そうかな?」


「そうそう。俺より5センチも高いんだろこいつめ!」


光輝くんがまえからタックル!


りっくんがちょっとふらついちゃった。


でも、りっくんは倒れないんだよ。


サッカーで足腰鍛えてるからねぇ〜♪


「っく!陸はそんなに強かったか!」


「光輝。あんた体力持たないわよ?まだ4分の1しかあるってないの。」


確かになかなかきついなぁ。


にこは運動苦手だし。


「んじゃま、ここからは女子チーム男子チームに別れましょ?あ、歩くのは一緒だけど…」


そう言って後ろを見るももちゃん。


気がつくと、サッカーの2年生の先輩方が走ってきて、光輝くんとりっくんを取り囲んだ。


二人ともサッカー部だから、2年生が可愛がってるのもわかるなぁ。


あっというまに2メートルくらいはなれちゃう。