「ごめんねにこ歩くの遅いし体力ないから足手まといになっちゃう。」


「そんなことないって。大丈夫。絶対一緒に完歩できるから。それにあいつも一緒に歩くって言ってるし。」


「あいつも?」


あいつってだれだろう?


「男子だよ。今はいらっしゃらないけども、明日にはくるって。」


「そうなんだ。いいよーもちろん。」


あいつってももちゃんが呼ぶ相手は1人しか覚えがないけど…ま、いっか。


「今日は早く寝ろよ?」


りっくんは心配性だなぁ。


なーんて言うと、りっくんすぐ拗ねちゃうんだよね。


普通に返事しておこーっと。


「うん。」


「夕飯も、朝ごはんも食べるんだよにこ?」


こっちはももちゃん。


ももちゃんもりっくんぐらい心配性ですね〜。


「うん。」


「朝も早めに起きるんだ。早すぎもダメだからな。」


またまたりっくん。


「もう!大丈夫だよ2人とも!にこはもう高校生…だ、から…?」


って!2人してにこを撫でるんだから!


にこは、高校1年生なんだぞ!


そこらへんの小学生とはわけが違うもん。


撫でられたって嬉しくないし。


「…わかってるよにこ。心配なだけ。ごめんな。」


「そうそう。にこは私たちの妹みたいな大切な友達だもの。」


2人とも…!


「優しいけどやさしくない〜(泣」


にこには分かってしまうのです。


2人とも、私を心配しすぎだと!!