恋の味

あ、あげるの忘れてた。


というかときいてるそばから、よだれ垂れそうなにこ。


めちゃくちゃ可愛いっ!


って思ってることとかは心の内に閉じ込めて、顔には出しません。


ポーカーフェイス?


でもまあ、それが俺、陸なので。


「はい。」


「ありがとう♡」


俺の食べたところを嬉しそうにかぶりつくにこ。


でも、にこの一口はちっちゃいんだよなぁ。


「おいしー!はい、りっくん。」


??


「イチゴ…くれるの?」


「あれ?イチゴ嫌いだった…?」


いや、にこがくれたことに驚いただけ。


この歳で、『間接キス』とか思わないあたりがにこらしいけど。


イチゴ味をペロリともらった。


アイスの甘みに、ほんのり酸味。


「うん、おいしい。」


「よかったぁ!」


意識してるのは俺だけですよね…。


「俺、もうお腹いっぱいだからチョコ全部やろうか?」


和恋が可愛いので、つい提案してみる。


けど、答えは多分。


NO


「ううん。お兄ちゃんがアイスクリーム二個はダメって言ってたから。にこは一個でいいよ〜♪」


…ですよね。