恋の味

「まってないよ?」


「よかったぁー!…で、光輝くんは何してるの?」


あ、まだ続いてたのか?


「ほんと、あっはは!だっさい!はーぁ。一生うずくまってなさいな。さあ、いっくぞー!」


「…おー。」


にこは、挙動不審。


光輝をみては春風をみて、春風をみては光輝をみて。


「いいから行くぞ?」


そう言って手を引っ張っても、にこは全然照れない。


光輝を置いてっていいの?って顔で見つめてくるのが可愛いのにイラつく。


「光輝はすぐ来るから。」


大丈夫。


蹴ってからちょっとたったし。


「そう、なの?」