【葉月side】


このライオンは何を考えているんだ。まったく読めない。


ライオン「行くぞ。早くしないと置いてくぞ?」

『は?』


とっとと皆で先に行ってしまってる。
なんで置いてくんだ!


私達が居た丘を下って行った先には


ライオン「お前達がこれから住むところだ。」


行きに訪れた貴族の家がある。


瑠璃「でかっ。」

『……!?ってかちょっ待てライオン!!!住むってなんだ!』

ライオン「我はライオンでは無い。湖羽空(こはく)だ。」

『じゃあ湖羽空!』

湖羽空「なんだ。」

『住むってなんだよ(怒)』

湖羽空「そう、まぁ怒るな。お前達はその力を最大限に発揮しコントロールしなければならない。」

『だから?』

湖羽空「それに目的があってここにきたのだろう?」