それにしても、使っちゃダメだなんて私に害があるからとしか考えられないな・・・

ま!使ってみたらわかるよね!!



「総司!外行こう?」


「はいーそうしましょう♪」



私達はさっきいた甘味処を通り過ぎてそのまま丘の上に登って行った。

ここ、初めて幕末に来た時の丘だ・・・



「僕はここがお気に入りなんです」


「そう・・・なんだ」


「あの、桜の木は春になると大きな花を咲かすんですよ・・・新選組の皆とよく、花見に来ました」


「最近は来てないの?」


「あ・・・そうですねっ」



総司は少し悲しそうに笑って言った。