「…………はぁ〜……」

部屋に着くとすぐスマホを出した。

仲の良い友達とSNSをするためだ。

『最悪。受験しろってキレられたよ〜
ゲーム、外出も禁止とかありえないよ。』

意外にも、すぐ既読がついて
私は、画面の前で喜んでしまった。

『えぇぇ(・ε・`*)琴葉ちゃん
超頭いぃのに!?』

この可愛い文面の相手は
南雲穂花<なぐもほのか>

私の唯一無二の親友だ。

『良くないよ(笑)11番だし。』

『ちょっとぉ!学年何人か、分かってるぅ?
54人だょ٩(◦`ω´◦)۶穂花なんて44だょ!』

可愛らしい文面に思わず微笑んでいると、
部屋の外から足音がしてきた。

そろそろまずいかな。

『穂花は、顔と性格がいいからいいの!
明日学校でまた話すね。聞いてくれてありがと。』

『親友でしょo(・ω・//)o
いつでも頼ってー!りょーかぃ!!』

画面の証明を切った。
もう少し話したかったな。

コンコン
「お母さんだけど、入るわよ。」
ガチャリッ