彼と別れてから10年…

今まで一度だって忘れた事は無い。

今頃彼はどうしてるのかな?

イタリアであった女の子と付き合ってるのかな??

…もしかしたら、結婚とかもしてて子供ができてるのかも……



??「萌乃!」



名前を呼ばれ振り返ると、会いたくて堪らなかった彼が居た。

少し大人っぽくなっては居たが、紛れもなく、彼だった。



萌乃「恭…斗……!」



嬉しくて思わず抱き着いてしまった。
彼はそんな私を抱き締めてくれた。 



恭斗「只今。」

萌乃「お帰りなさい…!」



また彼と会えた。それだけでも嬉しかった。



恭斗「萌乃。愛してる。だから…また付き合って?」



愛しい彼の顔が目の前にあった。
恥ずかしくて、嬉しくて…俯きながら私は答えた。



萌乃「うん!」



それ以来、私達は二度と離れなかった。


お互い愛し合ってるから……