私の初恋は希斗で。
希斗の初恋は雛で。
希夜の初恋は私で。
初恋のサイクルは一向に交わることなく12年経った。
私は、相変わらず希斗が好きで。
希夜は、相変わらず私が好きで。
一方的なこの恋はいつも苦しくて。
希斗が私を好きじゃなくても。
幼なじみっていうポジションでもいいかなって思えるようになった。
「桃?」
「はえ?」
「桃って希斗くんのこと好きやったんやね」
「え…あ、うん」
びっくりしたー。
悠ちゃん、いきなりすぎだな。
あ、悠ちゃんってのは私の友達。
三吉悠(みよしはる)。
くっきり二重でめちゃくちゃ可愛い。
「初知りだわー」
「ごめん…」
「そんなにしょげんなって」
「でも〜…」
「でもじゃないし、バカたれ」
「ぬぅぅぅ〜…」
悠ちゃんのドS!毒舌女!
「…あたしも頑張んないとな」
「悠ちゃん?」
「あー、なんもあらへんで」
悠ちゃん、どうしたんだろう?
少し、心配な私でした。
希斗の初恋は雛で。
希夜の初恋は私で。
初恋のサイクルは一向に交わることなく12年経った。
私は、相変わらず希斗が好きで。
希夜は、相変わらず私が好きで。
一方的なこの恋はいつも苦しくて。
希斗が私を好きじゃなくても。
幼なじみっていうポジションでもいいかなって思えるようになった。
「桃?」
「はえ?」
「桃って希斗くんのこと好きやったんやね」
「え…あ、うん」
びっくりしたー。
悠ちゃん、いきなりすぎだな。
あ、悠ちゃんってのは私の友達。
三吉悠(みよしはる)。
くっきり二重でめちゃくちゃ可愛い。
「初知りだわー」
「ごめん…」
「そんなにしょげんなって」
「でも〜…」
「でもじゃないし、バカたれ」
「ぬぅぅぅ〜…」
悠ちゃんのドS!毒舌女!
「…あたしも頑張んないとな」
「悠ちゃん?」
「あー、なんもあらへんで」
悠ちゃん、どうしたんだろう?
少し、心配な私でした。