ー桃sideー

「希斗っ…!!!!!」

…見つけた。

ね、希斗、私、今から言うから。

「おー。桃、どした?」

いつも通りの君。

好きって言ったらそうじゃなくなる?

「あ、あのねっ…」

「んー?」

「…好きです」

「ん?もっかい」

「希斗が好きです」

「…桃、悪りぃ。桃のことそんな風に見れない」

「そっ…そうだよねー!忘れてっ!」

ー泣かない。

わかってたことでしょ、桃。

大丈夫、だよっ…。

「ごめ…ね。バイバイ」

この日を境に希斗とは連絡を取り合わなくなってしまった。