幼なじみのあいつと恋、始めました。

「…三吉」

「ちょっ…なにすんの!?」

思わず、後ろから抱きしめていた。

「…黙って」

耳元で呟けば、黙る三吉。

「もう少しだけ…このままでいて…」

三吉がそう言うから。

「了解しました、ツンデレお姫様」

失恋した後だっていうのに。

三吉が可愛いくて仕方ないと言えば。

こいつは怒るんだろうか。