黒薔薇





奏汰も同じこと考えてたんだ。


「いいじゃん、二人で。
ほら行こ、星樹。」


「あ、ああ。」


不思議な様子で、あたしを見る星樹。

星樹はきっと、目立つのとか、なんとも思わないんだろうな。
あたしは、目立つのが嫌いだから、ほんとに気が重い。


「……帰ろっかなぁ。」


つい出てしまった、その言葉。


「はぁ!?」