黒薔薇





「おい、お前ら。
誰から聞いた?このことを。」


八雲くんは、男に近づいていく。


「なんの話だ?」


「誰から聞いた。
あの“黒薔薇”の学校がここだ、って。」


近くにいる人にしか、聞こえない声だったけど、いつもより低いトーンで話す八雲くんは、迫力があり、鳥肌がたつ。


「ナオっていう男。」


「あいつか。」