黒薔薇





真夜中。

星樹と歩いている。
聞こえるのは、あたしと星樹の靴の音だけ。

そして今、一人分の足音が増えた。
後ろから襲いかかってくる。

あたしは瞬時に振り返り、攻撃を喰らう前に、攻撃をした。
でも、よけられてしまう。


「やっと見つけたぞ。“黒薔薇”
久しぶりだな。」


「そうね。」


「なぜ俺の電話を無視した?」