黒薔薇





「とりあえず、その手、どけて?」


そういわれ、しぶしぶ手をどける。
すると、奏汰は顎を持ち、あたしの顔をあげさせた。

赤みがひいてきたのに、また赤く染まってしまう頬。


「真っ赤にして、可愛い梨矩。」


「可愛いって…なんだか恥ずかしい。」


「……キス…したい。」


「え?!」