「奏汰には関係ない。」


あ、星樹、呼び方“奏汰”になってる…。
今回のやりあいは、結構みんなの仲が深まったのかも。


「迷惑かけてんだよ、梨矩に。
だから、俺にも関係ある。」


「どんだけ好きなんだよ。
奏志郎は、梨矩にベタ惚れだな。」


「…なっ!」


ほんのり赤く染まった頬を隠すように、奏汰は手で口元を覆う。


「奏汰、照れてやんの~。
かっわいー。」


「…うっさいバカ。」