黒薔薇





「なに?」


「おんぶしてやるから乗れ。」


「そ?じゃ、お言葉に甘えて。」


「少しは遠慮しろよ。」


「えー、だって、海翔がするって言ったんだよ?」


「あー、うざい。
もういいから、早く乗れ。」


「はーい。」


海翔の首に手を回して、力を入れる。
海翔が立ち上がり、あたしをおんぶする。


「傷、痛む?」


「まあ…。でも、大丈夫!」