黒薔薇





急ぎ過ぎて、途中、階段を踏み外しそうになる。


「っぶね。」


とっさに奏汰が腕を掴んでくれて、転ばずにすんだ。


「…あ、ありがとう。」


「やりあう前に怪我したんじゃ、カッコつかねぇよ。
だから気をつけろ。」


「うん。」


そして再び、校庭にむかう。