黒薔薇





そして1ヶ月くらいたっただろうか。

白魔のことも、薄々おぼえているくらいになった頃。
悪夢がおとずれる。


「“黒薔薇”はいるかーっ。」


授業中だった。
校庭から声が聞こえた。

あたしは、反射的に校庭に目をやる。

男…?

まさか…白魔っ!?


窓枠からばっと身を乗り出す。

あたしだけじゃない。
奏汰と星樹も。