黒薔薇





フードをもう一度かぶり、また歩き出す。


「見事でした。」


白い男は、あたしにそういう。


「どーも。」


「でも、そういうことだったんですね。」


「何がですか?」


「やられてる相手が、高校生ばかりでしたから、何事かと思えば、
“黒薔薇”は正義のヒーロー、いや違うか、
正義のヒロインだったんですね。」