黒薔薇





『いらないこと言うなよ。
俺は母さんと会うつもりはない。
母さんにも、そう伝えてくれ。』


「自分で言えばいいんじゃないですか?」


『そんなことしてたら、ずっと通話が続く。
めんどくさいから嫌だ。

そういえばお前、学校は?』


「あっ!!
わかった、伝えておきます。
もう切りますね。」


『ああ。』


あたしは携帯をしまうと、2人の顔を見る。


「奏汰、星樹、授業が…。」