黒薔薇





「どうして?
こんなにいい話は他にないと思うわよ?」


「別にお金に困ってないし。
こいつらとの時間の方が、大切なので。」


…奏汰。優しいね。


「そこをなんとかお願い。」


「聞いてもいいですか?」


「答えられる範囲なら。何でもどうぞ。」


「梨矩、眞鍋、今聞いていい?」


その一言だけで、すぐに察しはついた。
きっと、昨日話してたあのことだろう。

あたしたちは、揃って首を縦にふった。