「つけてきてるのは誰?」 「……やはりバレましたか。」 出てきたのは、あたしと正反対の、白い服で、フードをかぶった男だった。 「あなたは誰ですか? なぜ、あたしをつけてきてるんですか?」 「僕が誰かは、明日わかるかと。 つけている理由は、ただの好奇心です。 あなたがどんな人か、気になったものでね。」 「そうですか。 なら、一緒に行きましょうか。」