黒薔薇





「ふざけんじゃねぇぞっ!」


その不良は叫んだ。
食堂中の注目をあびる。

ああ、めんどくさい。
……目立つのは嫌いなんだよね。


「じゃあ、ちょっと耳貸してください。」


あたしは男に、しゃがむように促す。
男は、不思議な顔をしながらも、従った。


「あたしは“黒薔薇”だ。
ここに証拠もある。
それでも、まだ言い合う気か?」


あたしは、周りにバレないように、不良男に、タトゥーを見せた。