黒薔薇





じきに?それっていつ?
ほんとに記憶戻るの?

あたしの頭には、不安ばかりが募っていく。


「梨矩、大丈夫。」


星樹は、あたしの頭を優しくなでてくれた。

いつもは強がってるあたしだけど、
遼汰のことがあってから、こういう状況には弱い。


「大丈夫…だといいんだけどね。」


「梨矩のくせに、そんなに弱気になんなよ。」


「…うん。そうだよね。」