学校に行くと、予想通りだった。

湘蘭族のやつらが学校を占領していた。

休日だから先生くらいしかいないのが、唯一の救いだった。
生徒がいたら、もっと助けにくかったと思うし。


「梨矩、どーすんの?」


「それはあたしが聞きたいよ。
奏汰はどーすればいいと思う?

やっぱり……」


「「やるしかないか。」」


「お前ら、どっから出てくんだよ。
そのやる気は。」