あたしたちはいったん、それぞれの家に戻り、再び集まった。 奏汰はいつもの白いフードつきの服を着ていて、星樹は帽子を深くかぶっていた。 あたしももちろん、いつもの黒い服。 「どこから行く?」 星樹に聞かれ、あたしはすぐに答えた。 「うちの学校の近く。」 「…あいつら、来てるかもしれないしな。」