黒薔薇





大人しく立つと、壁に追いやられる。

そして、あたしの顔の両脇に手をついた。


「なんですか?」


「見せつけてやろうと思ってね。」


「それってどういうーー。」


あたしの言葉は遮られた。
海翔の唇によって。

待って。
ここ、ショッピングモールだよ?

人多過ぎだってば……。