その後、教室に帰って授業が終わり、私と真美はいつものカフェに行って、さっきの出来事を真美にニヤけながら報告した。

すると、

「良かったじゃん!!これでカレカノだ!
でも、皆には内緒で付き合うの?」

はっっ!考えてなかった!!

そんな気持ちが分かったのか

「ま、それは火野君と夏菜で相談したらイイんじゃない?」

さすが真美。帰ったら話してみよっと。

家に帰ると、お母さんが

「あ、お帰り〜。夢羽斗君が来たから
夏菜の部屋に行ってもらったわよ。」

なんてグッドタイミングなの!!

急いで上がるとムー君が

「お〜遅かったな。何かあったのか?」

「ううん、真美とお喋りしてたの。
それより、付き合ってるコト周りに話すの?」

ムー君は少し迷って

「ううん、言わないでおこう。そのせいで夏菜がいじめれんの、ヤダもん!」

私のコトを考えてくれて嬉しかった。

「なつって、こんなに積極的だっけ?」

そう言われて気がついた。

なんと、ムー君に抱きついてた!!

私は照れながら

「考えるより先に行動しちゃうから…」

「俺、結構我慢してるんだけど!これ、拷問だぞ〜」

「ゴメンね、すぐにどけるから。」

恥ずかしくなって離れようとすると

「もう少しこのままでいようよ。」

と、色っぽい目で言ってくるから

それ以上反抗出来なかった。でも、たまにはイイかな………?