「それに、私何かより恵里を守ってほしい。私はどうなっても構わないんだ。だから、恵里を守って」



「…そこまで言うなら」



「一緒に戦いましょう、姫」



「そうだ!一緒に戦いましょう!」



口々にそう言ってくれる下っ端さん達。



嬉しくて涙が出そうだ。



街の人って、本当に優しい。



もっと早く、この優しさに触れたかったな。



「あ、そうだ!姫じゃなくて、ノアで良いよ!」



そういうと、皆嬉しそうに頷いた。