階段を下りおえ、私は口を開いた。



「初めまして、雫 ノアです。姫という存在は、守られるそうですが、私は守らなくて良いです」



「え、何言って…」



「俺達じゃ不満なんですか?」



下っ端さん達の言葉に、首を横に振った。



「不満とかそんなんじゃないよ。私はただ、守られる姫じゃなくて、皆と戦う姫が良いって言ってるだけ」



ただ守られる姫何て嫌。



皆と一緒に戦って笑いあいたい。



ただそれだけなんだ。