でも、きっとこれで分かっただろう。
私といたら面倒なことに巻き込まれる。
この人達を巻き込んでしまう。
だから、全てじゃないけど、話しておいた。
何故か分からないけど、この人達は信頼出来る。
そう感じたから…。
「なので、私は危険な存在なんです。皆さんを巻き込んでしまう」
そんなの、絶対嫌だ。
もしかしたら、私のせいで命を落とすことだって考えられる。
「ノア…」
ギュッ
「へ?えっ!?」
いきなり恵里に抱きしめられ、訳が分からずあアタフタしていると、
「私は、ノアと仲良くなりたいし、仲間になりたい。だから、姫になるの賛成よ」
榊原さんに向かって、そういう。
え、えっと…?

