「ノアの髪色って、地毛?」 「え? あ、はい」 私の銀髪をジッと見る恵里。 「生まれつきなんです。この髪と目…」 「目?」 「はい」 「ノアさ、さっきから俯いてるから目見えないんだけど」 そう言われ、顔をあげる。 すると、ここにいる皆が驚いていた。 「綺麗な紫…。カラコンじゃないんだよね?」 コクリと頷くと、恵里は立ち上がった。