「ノア、私はノアって呼んでるのに、どうして加山さんなの?」



黒い笑顔を向けられる。



怖いです…。



「えと…、じゃあ恵里…さん」



「恵里“さん”?」



「え、恵里…」



「よろしい」



満足したのか、ソファに座る恵里。



怖かった…。



覆面男より怖かった…。