スタッ …やっと、やっと外に出れた! 澄み渡る空、輝く太陽。 何もかもが、私にとって初めての景色だった。 ザクッ っ!? 足の裏に何かが刺さった。 足の裏を見ると、鉄格子の尖った破片が刺さっていた。 あ…、私裸足だったんだ。 すっかり忘れてた。 刺さった場所から、血が流れ出す。 …このままだと血を辿って追っ手が来てしまう。 うーん、どうしよう?