冷たい床、



手首と足首に感じる金属の冷たさ。



窓は1つしかなくて、鉄格子で簡単には出れない。



ドアは南京錠で外から鍵をかけられてる。



「外って、どんなところ何だろう?」



私、楠 志乃は産まれてから外に出たことがない。



物心つくころから手には手枷、足には足枷。



逃げることを許されない。



どうして私がこんなとこに監禁されているか何て、私にも分からない。