優side


まだってゆーか超さむい小6最後の3学期。

私たち4人にはそんなこと吹き飛ばすぐらいのパワーがある。

「梨華!早くして」

「だって~鈴が遅いんだもん。だから合わせてるの!」

「なら鈴!はやくきてよ~遅れる~」

「えー、優いいじゃん。鈴もう歩けない。少しぐらい遅くったって…」

「まぁまぁ。べぇつにぃいいじゃんね~~。礼奈、音楽やりたくないしぃ」

『礼奈!』

と言って、
思わず笑ってしまった。

だってみんなで、ハモちゃうんだもん。