「強くなんかないですよ。この間まで逃げてばかりでした。あの人達に出会うまでは…………私は、貴女に感謝してます。ありがとうございました!」

母「お礼を言われることなんかしてないわ!私は最低なことを………………。」

「違うんです!あの事があったから私はあの人達に出会えたと思うから………だから、お礼を言ったんです。」

母「そう……………………ねぇ、日夜乃。私と一緒に暮らさない?勝手だってことは分かってるわ。だけどもう一度………一緒に暮らしたいの。」

まさか、こんなこと言われるとは思わなかった。嬉しいけど…………

「ごめんなさい!その誘いは嬉しいです。だけど、私は一緒に暮らせません!私は…………私の帰りを待ってくれてる人がいるから!」

母「わかったわ。今日はありがとう。」