翠「嘘。」

「嘘じゃないよ。」

翠「嘘だよ。日夜乃は嘘つくの下手だよね。嘘つくときは何時も服の裾握ってる。」

「……………」

翠「図星だね?それで、何処行こうとしてたの?」

「何処でもいいでしょ?」

翠「はぁ……。この怪我も、夏刃の怪我も、下っ端の怪我も全部、日夜乃のせいじゃないよ。」

「…………私のせいだよ。」

翠「違う。日夜乃のせいじゃない。」