「〜〜〜〜♩
うん、いいじゃん。
また、腕を上げたね。
それにいつ聴いても凄い音域だ。」
「ありがとうございます。」
「本当、これじゃ性別がわからないわけだ。
じゃあ、お疲れさま。ケアしっかりね。」
「了解です。」
レコーディング室を出て時間を見れば19時を過ぎた頃。
鈴さんから連絡きてる。
立ったままもあれだし、座ろう。
近くにあった椅子に座り鈴さんにメールを送る。
「次こそ捕まえて聞き出さないと。」
「そうだね。あのままお預けとか気に入らないし。」
「絶対セナについての情報を掴んでやる。」
聞き覚えのある声に私は驚きを隠せなかった。
大丈夫、大丈夫。
ここに来るときはいつも変装してるし、私だとは絶対にバレない。

