闇夜に光る月と星



《ドンッ》



お尻に激痛




「痛ッ…」



私は歩道に座り込んでいた




『あんた…なにしてんの。」




声が聞こえた方を見た




長身、白髪、くわえタバコ

どこからどー見ても不良



「なんなのあんた。なんで助けたりすんの!」

ヒステリックなのは母親譲りらしい





絶対関わっちゃいけないような人


わかっていたのに暴走した私は止まらなかった



「死なせてよ!私には生きる意味がないの。私が死んでも誰も悲しまないの。
あんたには分からない、私の気持ちなんかわかるわけない‼︎」