闇夜に光る月と星






なにをするわけでもなく

丘の上でタバコを吸いながら繁華街を見下ろしていた



12:30をまわった頃

彼氏からメールが来た




【お前学校来てないべ。今から俺ん家な。】




「はぁ…めんどくさ」




半年前なら喜んで行っただろう

でも今は面倒でしかなかった


あいつの性欲処理のためにわざわざ学校近くの彼氏の家に行かなくてはならない



行かないと離れていってしまう

それが怖くてあいつの家に向かった



孤独になるのが嫌だった